大阪馬肉屋の馬刺しが冷凍ブロックなのには訳がある
大阪の馬肉・馬刺しファンのみなさん、こんにちは。大阪馬肉屋の喜多です。
当店にご来店されたお客様からよく言われることがあります。 それは・・・
「冷凍になってるんか~」
「自分で切らなあかんの?」
そうです、大阪馬肉屋では冷凍でブロックの状態の馬肉を販売しているのです。(画像参照) 今回はどうして馬刺し用の馬肉を冷凍のブロックで販売しているかを 徹底解説 いたします!
[ 参考画像:青森県産 特選赤身 (冷凍ブロックの状態)]
馬刺しなのにブロックで販売している理由 と 馬肉が冷凍を冷凍で販売している理由 を分けて解説していきますね。
馬肉をブロックで販売している理由 【馬刺しは切りたてが1番美味しいから】
馬刺しは切りたてが1番美味しいんです。 馬肉は切ってから空気に触れるとお肉の酸化が始まります。酸化が進むとお肉が赤黒く変色し味が落ちていきます。 イメージするならスーパーの半額の値札が貼られているお刺身のような感じ。お客様には切りたての最も美味しい馬刺しを食べて欲しいので、大阪馬肉屋の馬肉は100g(希少部位は50g)のブロックで販売しているのです。
馬刺しを冷凍で販売している理由その1
【薄く切りやすいから】
生のブロック肉を薄くスライスしたことがありますか?思っている以上に薄く切りにくいんです。 特に馬刺し初心者の方は薄くスライスした馬刺しの方が食べやすくて、ご家族で召し上がる際も薄い方が、みんなで分け分けして食べられますから、大阪馬肉屋では半解凍で薄くスライスすることをオススメしています。 お肉が半解凍の状態ならば家庭用の包丁でも簡単に薄~くスライスできるからです。
[ 参考画像:馬刺しの盛り合わせ]
馬刺しを冷凍で販売している理由その2
【安全に生食できるから安心】
馬は体温が高い為、寄生虫がつきにくいのですが、稀にサルコシスティス・フェアリーという寄生虫がついていて食中毒の原因となるのです。
そこで冷凍なんです。-20℃以下の冷凍庫に48時間以上保管すると寄生虫が死滅しより安心・安全なお肉になるのです。大阪馬肉屋では1日2回の冷凍庫の温度チェックにより温度管理をきちんと行い馬肉の安全を保っています。
馬刺しを冷凍で販売している理由その3
【特産地の新鮮さをそのまま大阪に、そして長期保存が可能だから】
そもそも、馬刺し特産地の熊本県や青森県で加工された生食用の馬肉を新鮮なまま大阪で食べられるようになったのか?それは冷凍技術と冷凍の状態で輸送できるようになった流通環境のおかげなのです。2016年の4月に起こった熊本地震の直後数日で大手配送業者の輸送が再開されました。一時はどうなることかと大変心配しましたが、各業者さまの輸送システムが整っているおかげで途切れることなく新鮮さをそのままに大阪へ届けてもらえるようになったわけです。
また当店の馬肉は真空パックのまま冷凍保存すると加工日から最大約5ヶ月間、冷凍庫で保存ができます。(商品によっては数週間~1ヶ月ほどの商品もあります) 食べる当日に買いに行かなくても大丈夫なので、何回かに分けて食べる分も購入しておく、週末に食べる分を平日に購入しておく なんてことも可能なんです。
以上4つの理由から大阪馬肉屋では冷凍のブロックで馬刺しを提供しているのです。 みなさんも是非とも解凍したて切りたての美味しい馬刺しを召し上がってみてくださいね◎
[ 参考画像:特選赤身と上霜降り ]
大阪馬肉屋 喜多